RUSTDESK がいい感じ
これまで linux での VNC の設定がいまだによくわからないので、nomachine をリモートデスクトップ接続に使用していました。
数あるリモートデスクトップアプリの中でも nomachine は linux, Mac, Raspberry pi, Windows に対応し都合が良かったからです。
一方で Windows ドメイン (Active Directory) に参加している Windows にリモート PC からアクセスすると度々認証まわりのエラーで接続できないことが多くちょっと面倒だとおもっていました。
具体的には設定等を変更していないのに、あるときは接続に失敗したり、別のときは成功したりといった現象にわずらわされていました。これは推測ですが、Windows ドメイン認証は、社内ネットワークに接続していない状態でPC にログインできるように認証情報がキャッシュされる仕組みがあったはずです。このキャッシュでの認証できる状態だとどうやらログインできている気がする。(反対向きにいうとネットワーク経由でログインしたときは、どうもnomachine で必要な権限が許可されていないようだ。)
話がながくなったが、上に閉口して移転先を探してみた。
候補としては、X2Go、RUSTDESK、Dayon が見つかったが今回は RUSTDESK を使用することにした。
Windows でのインストール
scoop にパッケージがあったので `> scoop install rustdesk` でインストールした。
Linux でのインストール
LM22 では デフォルトのアプリストアに flatpak で掲載されていたので flatpak でインストールした。
2025-3-25 追記:
LM22 で RUSTDESK をインストールしただけの状態では、デスクトップセッション(X11)を開いてからしか使えないようなので、自動ログインするように設定した上で、 [Startup Applications] で RUSTDESK を起動するようにした。
Raspberry pi でのインストール
参考ページの Pi-Apps というのを経由して入れてみた。RUSTDESK 自身は github にあるんですが、Version-Upの度に手動インストールは結構だるいので、Pi-Apps を使ってみることにした。
使用方法
説明を明確にするための用語の定義
リモート PC: リモートからアクセスさせたいPC (画面なしPC や手元以外のPC)
ローカル PC: 自画面に外部PC の画面を表示してコントロールする PC
- リモート PC で RUSTDESK を起動する。
- この PC をヘッドレス運用したい場合は、固定パスワードを指定する。
- リモートPC の ID とパスワード をメモる (メモらなくてもいいがこの PC の ID でリモートから接続する)
- ローカル PC でも同じように RUSTDESK を起動する。
- リモート PC の ID で接続開始する。
- リモート PC のワンタイムパスワードか固定パスワードで認証要求をかける
- リモート PC の画面が表示される。
あくまで体感でしかないが、nomachine や VNC よりもキビキビと動いているきがする。画面表示もクッキリなきがしていいかもしれない。
当面はこれを使っていこう。