LM22 タッチパッドの無効時間を調整

久々のエントリです。

以前も書いたかもしれませんが Thinkpad で Linux Mint 22 を動かしています。概ね快適なのですが 22 にアップグレードしてからどうも文字を入力している最中にカーソルが飛んでしまうことが多い気がしていました。

カーソルが飛んだついでに範囲指定されてしまい上書き入力されることが度々あり地味にイライラさせされています。

そんなのは Touchpad の設定で入力中は無効にすればいいじゃんと思いますが、このように設定済みですが、あまり効果はないみたいです。

System Settings – Mouse and Touchpad

しばらくは我慢していたのですが、耐えられなくなり少し探ってみます。Claude で聞いてみると ~/.config/autostart に設定ファイルがあるかもってことで見てみるとありました。

‘disable touchpad while typing.desktop’ ってファイルがそれっぽいです。中身はこんな感じです。

[Desktop Entry]
   2   │ Type=Application
   3   │ Exec=syndaemon -i .5 -K -t -R -d
   4   │ X-GNOME-Autostart-enabled=true
   5   │ NoDisplay=false
   6   │ Hidden=false
   7   │ Name[en_US]=disable touch while typing
   8   │ Comment[en_US]=must be disable 'Touchpad while input'
   9   │ X-GNOME-Autostart-Delay=0

Exec で syndaemon を起動しています。その引数がパラメータなのですが、インターバル(タイムアウト)を意味する -i の値を GUI では変えられなさそうです。

それぞれのパラーメータの意味は、

-i 無効化する秒数を設定(少数指定できるっぽい)
-K タイピング中は無効にする
-t タップのみ無効にする(カーソル移動は可能)
-R テンキー入力中は除外(無効にしない)
-D デーモンとして実効

っていう感じらしいです。 .5 が短すぎるかもしれないのと、-t が邪魔してそうなので一旦

$ pskill syndaemon
$ syndaemon -i 1.2 -K -R -d

としてみると良さげな感じ。

永続化するために ‘disable touchpad while typing.desktop’ の syndaemon のところを下のように書き換えた。

syndaemon -i 1.2 -K -R -d

autostart を反映させるには、一旦ログオフしてから再度ログインする必要がある。

こういう微調整の方法が残されているのが Linux のいいところではあるが一方でいちいち面倒なのも確か。ともあれこれでいい感じになかもしれない。