Linux Mint fstab を止めて別パーティションでもごみ箱を使えるようにする

追記: 自動マウントできるように設定追加

今日は Linux Mint 21.3 Cinnamon の話です。

最近メイン環境を Linux Mint に変えているが、別パーティションのファイルはごみ箱が無効で困っていた。いろいろやってみるとどうやらマウント方法がまずかったらしい。

fstab のマウント設定を削除し、Mint の Disks で [User Session Defaults] にチェックを入れるとごみ箱が有効になりました。 試行錯誤するうちにパーティションを ext4 に再フォーマットしましたが不要だったかもしれない。(元に / は btrfs だがごみ箱は機能しています。)

手順

まず、 /etc/fstab から該当行を削除します。

次にDisks に行き、該当パーティションを選択します。

ギヤボタンをクリックし、Edit Mount options… を開きます。

[User Session Defaults] にチェックを入れます。

そうすると普通は /mnt/[UUID] という場所にマウントされるようです。ここまででごみ箱は使えるはずです。

個人的な好みですが、作業ファイルなどを /opt に置くようにしているのでいくつか追加の設定をします。

Disks のギヤボタンで Edit Filesystem.. を開き UUIDの代わりになるラベルを設定します。(ここでは opt と入れた)


これをすると /media/[ユーザー名]/ラベル にマウントされるようになるみたいです。このマウントポイントを/opt でアクセスできるように設定します。

$ sudo ln -s /media/[ユーザー名]/opt /opt

Xorg やデスクトップ環境周辺の設定は膨大な関連項目があってなかなか体系的に理解するのが辛い。てかほぼいきあたりばったりです。どこかにわかりやすく(詳細過ぎずに)まとまっているところがあるといいのですが、そう都合よくは行きませんね。

追記:

ここまでの設定では、起動時に自動マウントできないようなので以下を追加した。

Mint の Startup Applications にスクリプトを追加して起動時にマウントするようにする。

まずはスクリプトを書く。ここではファイル名を mnt-opt.sh とするが好きな名前でどこかに作る。

予め Disks で対象のパーティションの UUID をコピーしておく

$ vi ./mnt-opt.sh
#!/bin/bash
gio mount -d 16e67ee6-955c-4d6f-8f91-ef96f83e728f
:wq

$ chmod 755 ./mnt-opt.sh

Mint の Startup Applications でさっき作成したスクリプトを追加する。

これでログイン時に自動マウントするようになる。異なるユーザーでログインするときは Startup Applications の設定をそのユーザーでやり直す必要があると思う。